個人事業主とは、自ら営業を行っている個人のことをいいます。
同族会社といって家族が株主であり、役員を勤めている会社で、
ほかに従業員がいないという会社は、個人事業主ではなく
あくまでも株式会社や有限会社などの会社となります。
この違いは税法にも表れ、個人事業主であれば、
所得税法に従って3月15日を期限として確定申告を毎年行うことになりますが、
会社であればそれぞれ会社が決めた決算日に決算を行い、
法人税法に基づいて申告を行います。
個人事業と法人事業の大きく違う点のひとつに基本となる税法が
個人事業主は所得税法に従うのに対して法人形態であれば法人税法であるという点があります。
規模などおおむね法人形態の方が大きな規模で仕事をしていることが多いですが、
個人事業を行っていて一定以上の規模になれば必ず
法人にならなければならないという訳ではありません。
個人事業主の代表的なものとしては士業の事務所があります。
最近では税理士法人などが増えてきました。
何々税理士事務所として業務を行っているところは、
事務所を法人ではなく個人事業を行っています。
法人であれば法人名をあらかじめ登記しますが、
個人事業の場合はそもそも店の名前を登記することがほぼありません。
したがってそれぞれ事業主が屋号を決めます。
屋号を必ず付ける必要はありません。
屋号をつけるメリットとしては、営むに業種に関連した名前を付けることを
お客さんにイメ-ジを持ってもらうことなどがあります。